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想刃_006

天之尾羽張

あめのおはばり

 天之尾羽張くんはとても淡々としていて、実を言うと思っていること、考えていることが俺ではよくわからない。まるで泡沫郷を天からすべて見ているような発言をすることもあったりして、なんというか彼の掌の上にいるような気分になるときがある。時にはこの泡沫郷を嫌っているかのような素振りを見せることもあるけど――でも、この書物を描くことには協力的なんだよね。


「この泡沫郷に
 どれだけの価値があるのでしょうね

天之尾羽張

――描き手の手記

普段の性別:不明

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